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塗料:一般、家庭用から」特殊なものまで幅広く取り揃えています。家庭での日曜大工、塗装の上塗り、芸術作品を作るために塗料が必要な方はぜひお出で下さい。
染料:趣味や試験染め、見本出しまで染料10gより販売しています。
和物:江戸時代より続く日本的な材料です。漆(うるし)、糊(のり)、蝋(ろう)、顔料、金属箔粉など品揃えは様々です。 |
1808年より染料を主に売り始めた由緒正しきお店。品揃えでは郊外の染料コーナーに匹敵、もしくは凌駕するほどの豊富さ!
おまけに織物町、桐生という染料店が豊富にあるためネットワークも充実。必ずご期待に添える色を手に入れることができ、絵や作品などに華を添えることができましょう。
絵具や染料が必要だったらぜひ、本店にご来店ください!!! |
申し訳ございませんが今回はございません。皆様のご来店が増えれば特典のほうも増えるでしょう。 |
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中は狭いかもしれないがそれは品揃えが豊富であるという証である |
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ハケとはペンキなどを塗るためのブラシ。
最近では外国産が増えている。
しかし、質の良いのはやはり国産。当然揃えられているものも国産が多い。やはり質の良いものを描くには国産を使うべきであろう。それだけではなく、日本の産業にも貢献できる。まさに一石二鳥である。 |
これは小松屋染料店店主の言葉を個人的感想も入れて書き綴った事実であり、世を憂いた嘆きである。
最近はホームセンターなどの郊外進出などで商店街はさらに苦境に立たされている。特にこの桐生商店街も例外ではない。
2011年、今年だけでもすでに2店、長らく商店街を支えてくれたお店が閉店してしまった。この現状を嘆いているのが店主である。古くより桐生の地に店を構え、200年近い歴史を誇る小松屋染物店はこんな不況の中、あまり世に出ず細々と経営している。普通ならば世に出て成功しようとするのが商売人として当然と言えば当然の思いである。しかし、店主はそうしようとしなかった。
店主にとって最も重要なのは世に出て稼ぐよりも地域の同業者や人々と共に今の時代を進んでいくことだったからである。
私は自分の浅はかさを思い知った。自分の利益よりも他者との和を考えた人間が桐生にはまだいたのである。それは本来、日本人のあるべき姿であり、黒船が来航したとき、外国人が貧乏でありながらも笑いあい助け合って暮らしていることに驚いた「和」の精神であったからだ。
資本主義の現在、このような心掛けは馬鹿にされることもあるであろう。確かに儲けなければ商人としては失格かもしれない。だが、儲ける以上に大切なことはいくらでもあるであろう。それが大切なのだと思う。
桐生商店街は衰退しつつある。これも時代の流れかもしれないと店主は語る。確かに商店街はなくなってしまうときがあるかもしれない。だがそれでも店はなくならないだろう。そこには本来の日本人のあり方を失わない店主がいるからだ。 今の私の力ではこの店の経営をどうにもならないことを歯痒く思えた。例え天災が起きようとも日本人としての魂を失わない限り、店を続けることができる。
私たちに対して自分の思いを力説してくれた小松氏は一人の人間として輝いていたように私は思う。
群馬大学 工学部 情報工学科 吉田 和暉 |
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